ジャンププラスにて大人気連載中「怪獣8号」ですが、2020年の12月25日0時にアップされた最新話のあらすじですよ~。
カフカ=怪獣8号と保科副隊長の対決は、なんとかカフカが無事に逃げ切ることができました。本獣撃退→謎の人型怪獣(以降「エリンギ」と呼びます)の出現に伴うレノと伊春のピンチ→カフカとエリンギの対決→カフカと保科副隊長の対決など、夜明けの相模原討伐作戦は大激動の展開でした。
さて、そのあとの経過は、どうなったのでしょう?
※下記のリンクに「怪獣8号」のこれまでの主なキャラクター、世界観、設定などをまとめています。ご参照ください。
【随時更新】怪獣8号の「主なキャラクター」「設定」「用語」まとめ
目次
【前回までのあらすじ(怪獣8号・第20話)】
※詳しいあらすじはコチラ。
解放戦力を限界の92%まで開放し、2刀を駆使する「刀伐術(とうばつじゅつ)」を駆使し、怪獣状態のカフカに襲い来る保科副隊長。
味方である保科を傷つけるわけないはいかないカフカは、自身の弱点である”核”への攻撃をおとりにして、斬撃を食い止め、刀を破壊。保科を傷つけることなく、現場を離脱することに成功した・・・。
【今回のあらすじ(怪獣8号・第21話ネタバレ)】
倒された本獣の上で体育座りでたたずむキコル。
防衛隊無線:「切断部位消失した模様(注:保科に切断された怪獣8号の手足を指しているものと思わる)。採取失敗。捜索分隊、編成完了」
そんな無線内容がキコルに届いた。
キコル:「(心の声)怪獣8号・・・日比野カフカ。目の前で変わるのを見て、あらためて実感した。・・・私はこのまま、あいつを信じていいのかしら」
そんなことを想うキコル。そのとき、「ガシャン」と、何やら物音が響く。
その音の方へ振り向きたキコルの目線の先には、カフカがいた。
カフカ:「ただいま」
キコルの表情に、思わず喜びが広がる。
カフカ:「すまん。心配かけた」
キコル:「は!?心配なんかしてないし!そんなことよりいっぱい言いたいことが・・・」
その刹那、ふらつき倒れこもうとするカフカ。キコルは瞬時にカフカの元へ移動し、倒れそうになったカフカを支える。
カフカ:「悪い。逃しちまった。お前、傷めつけた奴」
キコル:「私はべつにいいわよ。自分で殺すから」
よろよろと立ち上がろうとするカフカ。
キコル:「ちょっと、どこ行く気!?そんな体で」
カフカ:「市川と伊春、すげー怪我してたんだ。行かねーと」
キコル:「あんたが行って何ができるのよ」
カフカの首にあるマスクの着脱部を引っ張り、足止めをするキコル。
カフカ:「ぐえ!」
キコル:「きっと大丈夫よ。防衛隊は怪獣の修復力すら技術転用し始めてる。実際に受けた私が言うんだから間違いないでしょ?」
カフカ:「うん」(10代に諭される32歳)
キコル:「そんなことより自分の心配しなさい。隊員に見つかったうえ、あの保科副隊長と接触したのよ!?・・・何か掴まれても不思議じゃないんだから!」
カフカ:「・・・」
場面が変わって・・・腕組みをして座り込む保科。
ミナ:「珍しく凹んでいるな・・・強かったか。怪獣8号は。」
亜白ミナが保科に声をかけた。
保科:「うわー、めっちゃダサいとこ見られた」
ミナ:「(スマホで保科の写真を撮りながら)記念に納めておこう」
保科:「やめて」
そんなちょこちょことしたやり取りから、改めて話を切り出す保科。
保科:「おそらく『大怪獣』ですね」
ミナ:「!・・・だとすれば、福岡に出現したもの以来、5年ぶりか」
保科:「幸いこの数か月、8号の犠牲者は出ていない。見境なく人を襲うタイプではなさそー・・・」
最後まで言いかけて保科は、あらためて気づく。
保科:「(心の声)そうや。違和感・・・なぜ8号は僕を狙わず、武器を砕いた・・・戦闘中から、ずっと妙やった。動きや反応。怪獣というよりはむしろ、人間と戦ってるようなー・・・」
ミナ:「あとは引き継ぐ。お前は休め・・・どんなタイプであれ、怪獣は討伐するのみだ」
保科:「(心の声)そのとおりやな・・・(声に出して)了!」
斑鳩小隊長:「(大声で)隊長!副隊長!」
保科:「声デカイぞ斑鳩。どないした」
斑鳩小隊長:「2人を襲ったのは、試験会場に現れたものと同一の人型と思われるのですが、その怪獣が発見時・・・人間の姿をしていたと」
保科:「(心の声)人間に化ける怪獣やと・・・!?」
場面が変わって、モンスタースイーパーの事務所。
「(ラジオかテレビかのニュース音声)続いてのニュースです。昨日未明に相模原市に現れた怪獣についてですが、現場に人型怪獣が現れたとの情報もあり、現在も捜査が続いています。
モンスタースイーパースタッフ(=カフカ、レノの同僚):「ほ、、、保科副隊長!?」
モンスタースイーパーの事務所に訪れたのは、保科と女性隊員の小此木。
ミーティングスペースに座っている保科・小此木と、それと向き合うかたちで座っているモンスタースイーパースタッフ。
小此木:「皆さんには、行方不明になっている作業員について教えて頂きたいんです・・・例えば顔写真。いろんな角度のものがあると、捜索に役立ちます」
スタッフの一人:「あの・・・あいつ無事ですかね?今わかってる事だけでも教えてもらえねーか・・・」
保科:「調査中の案件についてはお答えできません・・・ご協力お願いします」
モンスタースイーパースタッフ:「・・・」
ヒアリングが終わり、モンスタースイーパー者と立ち去ろうとしている保科と小此木。
小此木:「けど、本当にこれでいいんでしょうか。人に化ける怪獣がいる可能性を、世間に公表しないなんて。
保科:「当方司令部(うち)の判断や。しゃーないやろ。それに、理解はできる・・・奴が人間として潜んでた間の死者数と、行方不明者数は、例年の平均と変わらない。つまり、潜んでいる間は派手な行動は起こしてないいうことや。公表して刺激する方が危険と考えたんやろ」
小此木:「・・・」
保科:「それだけとちゃう。顔が怪獣か分からんとなれば、民衆の間に疑心暗鬼が広がる。パニックが起きて似ているだけの人間が殺されたり、いじめや暴動の原因にもなりかねない。ぼくらに出来ることはー・・・一刻も早く、こいつを見つけることだけや」
保科の手にしたスマホに移っている写真は、人間体のエリンギ。
保科の手には、そのエリンギの人間体の顔写真が使われている履歴書。「穂高タカミチ」との名前が記してある。ちゃんとした履歴書のようだ。
保科:「人に化けた怪獣が、戸籍上、人間として存在している・・・いったいどうなってるんや」
場面が変わって・・・道路の真ん中付近をよろよろと歩く、エリンギ(人間体。穂高タカミチ)。
その彼に対して、車のクラクションの音が鳴り響く。
車の男:「(車から降りながら)おい。邪魔だよおまえ。車道の真ん中で何やってんだ・・・おい、聞いてるのか。早くどけって」
怒りの剣幕である車の男に対して、指を向けるエリンギ。
車の男:「あ?」
エリンギ:「やめとこう」
そういいながら、車の男の横を通り過ぎようとするエリンギ」
エリンギ:「これ以上目立つノは得策じゃないー・・・」
そのまま立ち去ろうとするも、車の窓に移った自分の姿に目を止めるエリンギ。
エリンギ:「あー、けど・・・念のタめ、顔、変えとくか」
車の男:「(エリンギに)おい。今度は何ジロジロ人の車見て・・・」
言い終えようとした刹那、怪獣体に姿を変え、車の男に立ちふさがるエリンギ。
車の男:「え!?」
「バクン!」との音とともに、車の男はエリンギに”捕食”されてしまう・・・。
さらに場面変わって、捕食された男の車のを走らせているエリンギ。
エリンギ:「(体を先ほどの車の男に擬態させながら)長峰カンジ・・・34歳、一人暮らしか・・・好都合だな」
エリンギは、捕食した人間に擬態ができ、さらにその人間の情報まで、読み取ることができる模様。。。
そのとき、カーステレオからラジオニュースが流れてくる。
ニュース音声:「速報です。今回の事件を受けて防衛隊は、試験会場および相模原に現れた人型怪獣を長期討伐対象とみなし、コードネーム:怪獣9号と認定しました」
人の姿に擬態を進めていたエリンギ=怪獣9号は、また思わず怪獣体に戻ってしまう。
怪獣9号:「どうやっテ殺そうか?怪獣8号。。。あー、いかんいかん。また馴染むまで潜伏しないとだなぁ」
顔を変え、再び人間社会に溶け込む”怪獣9号”・・・。
【怪獣8号・第21話の感想】
夜明けの相模原討伐作戦がひと段落しましたが、保科は怪獣8号の紹介について違和感を抱き、またエリンギ=怪獣9号は別の姿に擬態しました。せっかく、保科が顔写真を手に入れたのに。。。
そして、長らく「エリンギ」と呼んでいた人型怪獣に「怪獣9号」とのコードネームが付きました。
”ヒト”から”怪獣”になり、人を守ろうとする怪獣8号。そして”怪獣”から”ヒト”に化け、人を襲う怪獣9号。。。何から何まで対照的で、相反する2人(2匹か?)の戦いから、目が離せませんね!
・・・で、そんな怪獣8号ですが、2020年12/4(金)に「怪獣8号」のコミックス第1巻が発売されております!自分は電子版を購入したのですが、ジャンプ+掲載時のカラーページがそのまま載ってたり、登場人物の補完情報が記されていたりで、かなり楽しめました。おススメです!
そして、2021年3月4日(木)には、第2巻も発売開始!
でわでわ♪
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