【決勝は” 野杁VS安保”⇒ 野杁正明選手 優勝と予想!】K-1 第2代ウェルター級王座決定トーナメント 予想

キックボクシング中毒

 ”野杁VS安保”による決勝の末、野杁選手のトーナメント制覇!」を予想!

 いよいよ9月20日(月)の開催が迫った「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」。この大会の目玉はなんといっても、前チャンピオン久保優太の王座返上を受けて行われてる『 K-1 第2代ウェルター級王座決定トーナメント 』ですね。

 今回は、このトーナメントの優勝予想を”キック中毒者”の本ブログ運営者、わたくしトットの独断と偏見に基づく視点から、行わさせてください!

 お初の方へ向けて、本内容の著者の簡単な自己紹介です♪

トット
トット

本ブログの著者、トットといいます。地方在住の会社員ですが、キックボクシング観戦歴20年超、そしてアマチュアキックボクシング歴15年(現在もジムワーク継続中)。アラフィフのキックボクシング中毒おじさんです♪

 では、「野杁選手のトーナメント制覇」との予想に対する解説を以降、述べていきます!

目次

決勝は順当に”野杁VS安保”と予想!< K-1 第2代ウェルター級王座決定トーナメント>

 おそらく大勢の方が思っているだろうことなんですが、よほどの波乱がない限りは実績で抜きんでている野杁選手と安保選手という「元k-1スーパーライト級王者」の肩書を持つ者同士の決勝になっちゃうかなーと思います。

 ここまでの勝ち上がりの経緯に関して、トーナメント1回戦の動向から順を追って予想していきます。

小嶋瑠久 vs 寧仁太・アリ 戦の予想⇒小嶋選手の3ラウンド KO勝ち

 小嶋瑠久選手について

 小嶋選手はパンチ主体の攻撃的なスタイル。現K-1スーパーライト級王者の山崎秀晃選手と拳を交えてKOで敗れるも、お互い一歩も引かない乱打戦を展開し株を挙げました。

 また最近、久保優太選手や木村フィリップミノル選手を育てた名匠・矢口哲雄トレーナー率いるPURGE TOKYOに所属を変え、移籍第一戦はボディ攻撃も巧みに織り交ぜたパンチラッシュでKO勝利⇒トーナメント出場に繋げました。

寧仁太・アリ選手について

 かたや、寧仁太選手は、デビュー以来5戦5勝(4KO)を誇る期待の新鋭。184cmという長身を生かした派手な攻撃で高いポテンシャルを感じさせる選手。

 前戦では元Krushウェルター級王者で初代K-1ウェルター級王者決定トーナメントにも出場した山際和希選手に勝利して、今回のトーナメントに抜擢されました。

小嶋瑠久 vs 寧仁太・アリ 試合展開予想

 試合序盤は寧仁太選手が恵まれた体格を活かした勢いのある攻撃で主導権を握るも、次第に小嶋選手が距離を掌握し、押し返していく展開。

 最終的には小嶋選手が終盤、パンチラッシュで寧仁太選手を捉え、小嶋選手が3ラウンド KO勝利、という結果を予想しました。

野杁正明 VS FUMIYA 戦の予想⇒野杁選手の1ラウンドKO勝ち

※野杁選手については、後に詳細を記しますので、省略。

FUMIYA選手について

 FUMIYA選手は、水泳や陸上というスポーツ経験からから来る身体能力の高さと筋量の多さを誇り、バックブローやバックスピンキックなどの回転系大技を駆使して相手をなぎ倒してきた選手。

 勝利した8戦は全てKO勝利。敗北した試合もほぼKO負けという、激闘派の選手です。

 本来、野杁選手の対戦相手は前Krushウェルター級王者の加藤 虎於奈選手の予定でしたが、加藤選手の新型コロナ陽性反応により出場不能に。代わりにリザーブから繰り上げ出場となりました。

野杁正明 VS FUMIYA 試合展開予想

 FUMIYA選手としては得意の回転系の大技を当てて番狂わせを演出したいところなんでしょうが、k-1全体から見てもTOPクラスの「ブロックの堅さ」を持つ野杁選手相手では、それは難しそう。

 逆に、接近戦の間合いからの上へ下へのパンチ連打もしくは近距離からのあごに命中させる飛びヒザ蹴りで、野杁選手1ラウンドKO勝ちを予想します。

安保瑠輝也 vs アラン・ソアレス 戦の予想⇒安保選手の1ラウンド KO勝ち

※安保選手については、後に詳細を記しますので、省略。

アラン・ソアレス選手について

 ブラジル人ファイターとして日本で活躍するダニロ・ザノリニ率いるブラジリアンタイに所属の選手。K-1初出場の選手で、試合は未見なので何とも言えないのですが、公開練習を見た感じでは、

・体が分厚く首も太く、頑丈そう。

・パンチとローで攻める(特にフック系が得意そう)、ステップワークがそれほど得意ではない、接近戦型ファイタータイプ、のようです。

 下記の動画は2021年7月にアラン選手が試合をした前戦。

安保瑠輝也 vs アラン・ソアレス 試合展開予想

 上記の引用した動画からの印象では、残念ながらアラン選手に関してK-1への出場、ましてはその第1戦が安保選手というのはミスマッチに過ぎるのでは?という印象。上の動画においても、相手のロングレンジの蹴りに対してのカットがほぼ出来ていないです。

 安保選手との対した際は、ロングレンジかつパワフル蹴り技を効かされ、しっかり削られたところにパンチやヒザ蹴りでのラッシュを畳みかけられ一方的に終了、との可能性が高そうに見えます。

 アラン選手に勝機があるとすれば被弾覚悟で距離を詰めて乱打戦に持ち込むしか手はなさそうですが、安保選手はボクシングの技術習得にかなりを力を入れていて、仮にその土俵に持ち込んだとしても、勝機はわずかなものかなーと。

 安保選手がこの1回戦は、ほぼ無傷で勝ち上がる公算が大です。

松岡力 VS マキ・ドゥワンソンポン戦の予想⇒松岡選手の3R判定勝ち

松岡力選手について

 松岡選手は以前のニックネームが「デンジャラス・ロー」という事で、もちろんローキックは得意技。

 しかし実はパンチも蹴りもバランスよくこなせて、なおかつ間合い感覚もバツグンというオールラウンドにこなす、現Krushウェルター級チャンピオン。

マキ・ドゥワンソンポン選手について

 マキ選手はムエタイで100戦以上の戦績があり、ミドルキックやローキックなどはもちろん、パンチでの打ち合いも得意な、k-1スタイル向きのムエタイファイター。

 K-1は今回が参戦2戦目で、前回は近藤魁成に3ラウンド判定負けという結果です。

松岡力 VS マキ・ドゥワンソンポン 試合展開予想

 1回戦第3試合まではKO決着を予想しましたが、松岡選手もマキ選手もテクニックがあり危機回避能力も高いもの同士であるため、決定的な場面は生まれにくいかなーと予想。

 とはいえ、体格面および地力で勝る松岡選手が判定で勝つものと予想します。

小嶋瑠久 vs 野杁正明 戦の予想⇒野杁選手の2ラウンド KO勝ち

 野杁選手はまず小嶋選手の土俵である「パンチ勝負」には付き合わず、遠距離もしくは中間距離での蹴り(ミドルや三日月蹴り)で、削りにかかると予想。それで十分に小嶋選手が消耗したところをブロックしながらの前進で詰めつつ、上下のパンチにさらに膝蹴りも絡めて倒しに来る。

 小嶋選手もタフさを見せるも1ラウンドは何とか乗り切るも2ラウンド後半くらいまででノックダウンを喫し、野杁選手が2試合連続KOで決勝戦へ!

安保瑠輝也 vs 松岡力 戦の予想⇒安保選手の2ラウンド KO勝ち

 攻撃力も技術もある実力者同士の対決で、トット的にはトーナメントではなくワンマッチで見たいカード。ほぼ無傷で1回戦をクリアーの安保選手と、マキ選手に少々てこずる松岡選手。

 その疲労状態の度合いの差が出てしまい、さらによりパワーと地力で勝る安保選手の攻撃に押し切られるかたちで、2ラウンド中盤くらいでノックダウン。安保選手も野杁選手と同様、2試合連続KOで決勝戦へ!

<K-1 第2代ウェルター級王座決定トーナメント 決勝戦 > ”野杁VS安保” 試合結果予想

 では、ここからが本題。おそらく多くのK-1ファンが見たがっているであろう、「 野杁VS安保 」の試合結果を予想します。

 この二人、実はエキシビジョンマッチでは拳を合わせています。

 そしてさらに、安保選手は昔、出稽古の際に野杁選手から”可愛がられた”ことがあるとのこと。

野杁選手のファイトスタイルについて< 野杁VS安保 >

 野杁選手はリンク先のK-1公式の選手紹介だと「オーソドックス」スタイルの選手となっていますが、実際のところは「サウスポー」もこなせる「スイッチ」スタイルの選手。

 そして、遠距離~中距離においては前蹴り、ミドル、ハイ、三日月蹴りを、中距離からはストレート系を中心としたパンチならびに上記に挙げた各種蹴り技、そして近距離においてはローキック、ストレート系、フック系、ボディーフック、ボディへの膝、さらにはあごを狙う上段の膝など、どの距離においても強い攻撃を出せるオールラウンドファイター。

 さらには、離れた距離においては重心を後ろにおいて蹴りをメインに削り、近い距離では強固なブロックから的確なカウンターを返す。

 またさらに、メンタル面においても強靭な部分を持っていて、どんな状況でも落ち着いて、自身のペースを乱されることがない”不動心”の持ち主。

 要するに、メンタル面まで含めた全局面において”強い”選手。

 また、少し前までは若干ブロックに偏重気味のファイトスタイルで、手数が少なめな印象もありましたが、ここ数戦は手数も増えて、自身の攻撃主導でゲームを支配するという、更なる強さも見られるように。フィジカル的な能力もアップ中で、さらに「殺傷能力」も上がっている、とのこと。

安保選手のファイトスタイルについて< 野杁VS安保 >

 かたや安保選手も野杁選手とおなじく、リンク先のK-1公式の選手紹介だと「オーソドックス」スタイルの選手となっていますが、実際のところは「サウスポー」もこなせる「スイッチ」スタイルの選手。

 パンチも蹴りもその殺傷能力という点においてはk-1のこの階級においては随一といっていい破壊力を誇り、遠距離~から中距離の各種蹴り技(ミドル、ロー、ハイ、前蹴り)とさらに飛びヒザ蹴りや2弾蹴りハイキックなど、派手な大技を当てて相手を圧倒するという、スケールの大きな闘いが出来る選手です。

 また、パンチの技術に関しても日々大きな進化を見せていて、乱打戦を制して相手を倒すことも多くなってきましたが、しいて言えば特にパンチの打ち合いの際、ヒートアップしてしまった所でガードが下がり、カウンターを貰ってしまうというケースが散見されることが気になります。

 しかし、この点に関しては本人も課題意識があるようで、現在は通常の練習とは別に、週3回のボクシング特訓を行っているとのこと。

”野杁VS安保”の勝敗予想は、「 野杁選手の3ラウンドKO勝利! 」

 野杁選手も安保選手も、おそらく両名ともそれほどダメージは追わずに決勝まで勝ち上がる可能性が高そうです。そのうえでしいて言うと、安保選手のほうが準決勝で松岡選手のローキックでダメージを負ってしまう可能性があるかもです。

 遂に、決勝のリングで向かい合う両者。蹴りの間合いでは互角の攻防を展開。しかり、近距離においてはブロックの堅さと攻撃のバリエーションで安保を上回るだろう野杁選手が、じわじわ削っていく。特に、近距離でブロックしながらのボディ打ちさらに腹への膝蹴りが、着実に安保選手にダメージを与えていく。

 この展開を私が予測している理由としては、野杁選手と安保選手の「近距離での攻防」における、引き出しの違い。安保選手は近い距離での攻防が割とパンチ偏重になり、なおかつガードも下がり気味になりがち。

 それに比べ野杁選手はガードが固く、そこからのショートストレートやショートフック、そしてボディ打ち、さらにローキックやモモカン(=太ももへの膝蹴り)、ボディへの膝、さらにあごへの膝蹴り、というふうに、引き出しの多さの差を感じるからです。

 自分の印象だと、「殺傷能力の高さ」という点では、安保選手のほうが少し上かなーと感じますが、逆に「ディフェンス能力」という点においては、野杁選手のほうが明らかに上。

 このディフェンス能力という点について、那須川天心選手は、

「打ち合う選手は選手として面白いかもしれないけれど、重要なのは勝敗ですから。負けても打ち合いしたからいい試合だってなるかもしれないけれど、それは一瞬だけなんですよ。その時はよくやったとか言われますけれど、あとあとその試合を見ずに結果だけ見たら“負けてんじゃん”ってなるんですよ。だから負けちゃダメですよ」

https://gonkaku.jp/articles/5940

 上記の発言をしつつ、野杁選手のディフェンス能力の高さを評価しています。

 ・・・そして、第3ラウンド。冷静に、着実に安保選手にダメージを与える野杁選手が、3ラウンド中盤よりさらに攻勢を強め、ボディ打ちからの頭に振ってのパンチでダウンを奪取。安保選手は何とか立ち上がるも、再び襲い掛かる野杁選手の非情なラッシュに屈してしまう。。。という展開を予想しました。

 とはいえ、安保選手のパンチ技術の成長次第では、近距離の乱打戦で野杁選手を上回ることも全然予想できます。一発の破壊力では野杁選手の上をいく安保選手が、決して打たれ強くはない野杁選手のあごをパンチで捉えて1撃KO!という展開もあり得なくはないです。

 というわけで、K-1 第2代ウェルター級王座決定トーナメント 優勝予想 は以上です!

P.S 結果は予想通り、野杁選手の3連続KO勝利でのトーナメント制覇、でした!下記の記事で、その振り返りもやっております!

 また、本ブログではk-1やRISEを中心に、キックボクシングに関する記事を更新中です。よろしければ、覗いてやってください。

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