ジャンププラスにて大人気連載中「怪獣8号」ですが、2021年の5月21日0時にアップされた最新話のあらすじですよ~。
隊長のミナをはじめとして、一緒に隊員としての日々を過ごした第3部隊隊員は、みんなカフカのことを信じている!しかし、ありあけ臨海基地にいる上層部は冷徹かつ、非情な意見が大勢を占めています。
そのなかで、カフカの処遇のカギを握るのは、キコルの父親であり、防衛隊の長官である「四ノ宮功」なのは間違いないようです。
カフカの明日は、どうなる!?
※下記のリンクに「怪獣8号」のこれまでの主なキャラクター、世界観、設定などをまとめています。ご参照ください。
【随時更新】怪獣8号の「主なキャラクター」「設定」「用語」まとめ
目次
前回までのあらすじ(怪獣8号・第33話)
防衛隊の将官クラスの面々が、怪獣8号=カフカの処遇について打ち合わせている。「マスコミへの公表はせず、即、殺処分すべき」「生体兵器としての運用を視野に入れてみては」などの意見が交錯するなか、長官の四ノ宮功は「企業の空論で語っても仕方がない。処置は、収容した後だ」と切り出し、打ち合わせをまとめてしまう。
場面変わって。厳重かつ堅牢な拘束室で、身動きが取れないように拘束されているカフカ。その脳裏には、自身が殺処分され、防衛隊の生体兵器として流用されてしまうという暗い未来が頭をよぎりつつ、防衛隊員としてミナや仲間と共に怪獣を迎え撃つという未来もなくなりそうだという事も感じている。
そこへ、ミナがカフカを本部へ移送するために現れる。第3部隊の他の隊員たちも、銃器を手に見守っている。
移送のトラックにまさに乗ろうとした瞬間、レノから「戻ってくるって、信じてますから」の言葉。そして、移送のトラックに同乗したミナからは、「第3部隊に、キミを怪獣(てき)だと思ってる奴なんて、一人もいない」という言葉を聞き、感極まるカフカ。カフカは再び、ミナの隣で、そして防衛隊第3部隊の隊員たちとともに、再び戦える未来へ進んでいくことを心に誓ったのだった。
【今回のあらすじ(怪獣8号・第34話ネタバレ)】
防衛隊立川基地内。移送用トラックの止まる駐車場で座って休憩をしているレノ、葵、ハルイチ、伊春。流れる沈黙に耐え切れずか、伊春が切り出す。
伊春:「いやー、しっかしいまだに信じらんねーな!まさかオッサンが怪獣8号だったとは。だったあのぷに腹のおっさんだぜ!? なぁ、レノ」
伊春のアイスブレイクに対して、言葉を返せないレノ。失望の色が隠せない。
そんな中、彼らに無線のアナウンス。
アナウンス:「オペレーションルームより通達。隊長室に集合せよ」
隊長室。室内にはミナ。そしてレノ、葵、ハルイチ、伊春。
伊春:「他部隊に移籍!?」
ミナ:「一時的な処遇だがな。このたびの怪獣災害で立川は基地としての機能を75%失った。よって、新人の育成機関としての役割を果たせないと判断したのだ」
ミナは言葉を続ける。
ミナ:「9号に続き、今回の10号と大怪獣が続いているが、上はこの流れに一つの疑念を抱いている。一連の群発型大災害ではないかと」
驚愕する一同。
伊春:「あんなのがまだ続くってことですか!?」
ミナ:「それだけじゃない。同時多発する可能性もある。我々は備えなくてはならない。鍵は君たちだ!全部隊の特に優秀な新人たちを、部隊の垣根を超えて育成する。」
伊春:「けど…俺は第3部隊に、あんたに憧れて…」
レノ:「やります」
伊春の言葉を遮り、即答したレノ。
レノ:「俺は、もっと強くならなきゃいけない」
ハルイチ:「ま、いい機会なんじゃないか。同じ環境にいても、四ノ宮に追いつける気がしないしな」
葵:「強くなりたいのは、お前だけじゃないぜ、レノ」
皆の反応に動揺する伊春。
伊春:「だー!!俺もやるよ!!クソが!!(レノを指さしながら)テメーにだきゃー負けねーからな!!」
レノ:「怪獣と戦ってくださいよ」
決意を新たにするレノ。
レノ:「(心の声)今よりもっと、ずっと強くなって、待っていますよ。先輩・・・」
ありあけ臨海基地。
四ノ宮長官:「話とはなんだ。キコル」
朝刊質の執務席に腰掛ける四ノ宮長官と、それと向かい合うように立っている娘のキコル。キコルは緊張の表情。
キコル:「四ノ宮長官。日比野カフカの処分撤回をお願いしにまいりました」
言葉をつづけるキコル。
キコル:「私自身、彼に命を救われています。どうか温情のある処置をー・・・」
四ノ宮長官:「愚か者め」
その語勢にビクつくキコル。
四ノ宮長官:「そんなことは亜白から報告を受けている。そんなくだらん失態の話をしに来たのか」
キコル「しかしー・・・」
四ノ宮長官はキコルに1枚の胸部X線写真を差し出す。
四ノ宮長官:「奴の体内のX線画像だ。左胸にあるもの、心臓によく似せてあるが、核だ」
動揺するキコル。
キコル:「そんな・・・」
四ノ宮長官:「奴は人間ではない。怪獣だ。お前の母親を殺した、『怪獣』なのだ」
言葉が出ないキコル。
四ノ宮長官:「わかったなら去れ」
キコル:「・・・パパ」
決意を固めて、呼びかけるキコル。
キコル:「それでも私は、あいつを信じたい」
場面変わって、巨大な隔離室の中央で拘束されているカフカ。その脳裏に「人間だと証明できれば、処分を避けられるかもしれない」との言葉がよぎる。
カフカ:「ミナの言うとおりだ。人間だと証明して、みんなの元へ帰る…!!まずは話を聞いてもらわねーと」
隔離室の扉が開き、防衛隊の戦闘服に身を包み、複数名の隊員を引き連れた四ノ宮長官が現れる。
カフカ:「し・・・四ノ宮長官!?」
その様子をモニタールームで見ている二人の将官が「まさか長官自らいくとはな」「重要なことほど自分でやらないと、気が済まんのだよあの男は」と会話している。キコルも、同じくモニタールームでカフカらの様子を注視している。
カフカ:「長官・・・俺は怪獣じゃありませんー・・・」
四ノ宮長官:「(モニタールームにいる監視員である部下に)拘束を解除しろ」
監視員:「し、しかし!!相手は怪獣8号。あまりに危険・・・」
四ノ宮長官:「誰に言っている」
ビクついてしまう監視員。
四ノ宮長官:「奴が本当に大怪獣クラスなら、こんなもの簡単に壊せる。おとなしく座っているのは八の意思でしかない」
カフカはその言葉を聞いて思った。「この人なら、話を聞いてくれるかも」と。
カフカ:「四ノ宮長官。俺は人間ー・・・」
言いかけたカフカに、四ノ宮長官の構えた拳銃の銃口が向けられる。
カフカ:「え」
問答無用で数発の銃弾をカフカに命中させる四ノ宮長官。
キコル:「日比野カフカ・・・!!」
カフカは腕を怪獣化させ、それを盾にして銃弾を防いでいた。
カフカ:「いきなり何すんですかー・・・」
そう言った刹那、長官の右手の五指がカフカの右胸に突き刺さっている!
その右手を抜き、指先についた血を左手に持っていた試験管に注ぎ入れる四ノ宮長官。
四ノ宮長官:「一つ、教えといてやろう。生身で弾丸を受け止める生物を、この世界では、人間とは呼ばないのだ、怪獣8号」
四ノ宮長官を凝視するカフカ。それらの様子を見ていたキコルの表情にも驚愕の感情が浮かんでいた。
【怪獣8号・第34話の感想】
カフカと四ノ宮長官の直接対峙が始まりました。大怪獣クラスの力を持つカフカに対して、まるで恐れる様子のない四ノ宮長官。おそらく、相当に”強い”キャラクターでありそうです。
そして四ノ宮長官は妻を、キコルにとって母である女性を怪獣に殺されてしまったという過去が判明。キコルの怪獣に対する異様な敵視は、このことから来てたんだし、その父である四ノ宮長官が防衛隊のトップまで上り詰めているのも「怪獣憎し!」の強い感情がベースになっていることは間違いなさそうです。
来週は、四ノ宮長官とカフカのやり取りがかなり激しさを持ちそう。四ノ宮長官の強さは?そしてカフカは自身の隊員残留を勝ち取ることができるのか!?
・・・で、そんな怪獣8号ですが、2020年12/4(金)に「怪獣8号」のコミックス第1巻が発売されております!自分は電子版を購入したのですが、ジャンプ+掲載時のカラーページがそのまま載ってたり、登場人物の補完情報が記されていたりで、かなり楽しめました。おススメです!
そして、2021年3月4日(木)には、第2巻も発売開始!
・・・さらに、6月4日には、第3巻の発売も決定してます。こちらも楽しみです!
でわでわ!
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