ジャンププラスにて大人気連載中「怪獣8号」ですが、2021年の6月25日0時にアップされた最新話のあらすじですよ~。
カフカは自身を操る「怪獣」の意思を、キコルやミナの想いを受けることで、止めることができた。「怪獣8号じゃない。日比野カフカだ」。思いを込めたその言葉は、届くのか?
どうなる、カフカ!!
※下記のリンクに「怪獣8号」のこれまでの主なキャラクター、世界観、設定などをまとめています。ご参照ください。
【随時更新】怪獣8号の「主なキャラクター」「設定」「用語」まとめ
目次
前回のあらすじ(怪獣8号・第37話)
宿主であるカフカの意思を超えて、四ノ宮に対して熾烈な攻撃を続ける怪獣8号。四ノ宮の力を凌駕し、ついに四ノ宮を追い詰める怪獣8号。しかしカフカは、自分を思うキコルの、そしてミナを想いを糧に、怪獣の意思を破り、自身の心臓の位置にある核を攻撃することで、自身の暴走を止めた。そしてカフカは言った。「怪獣8号じゃない。日比野カフカだ」。言いながら、倒れ伏すのだった。
【今回のあらすじ(怪獣8号・第38話ネタバレ)】
カフカ:「怪獣8号じゃない。日比野カフカだ」
そういいながら倒れ伏したカフカ。
怪獣化した姿が徐々に解け、人間の状態に戻っていく。
それを見届けた四ノ宮長官。
四ノ宮長官:「武器を収めろ・・・鳴海」
そこには、防護マスクを着けた複数名のライフルを構えた隊員の姿が。そのうち一名は、両手持ちの巨大な銃剣のような得物を、倒れているカフカの首元にかざしている。専用武器を持った隊長クラスであり、四ノ宮長官に声をかけられたのもこの男だ。
武器を収めろとの四ノ宮長官の命令に、ため息をつきながら隊長格の男は武器を収め、他の隊員もそれに倣う。
隊長格の男はマスクを外す。
防衛隊 第1部隊 隊長 鳴海弦(なるみ げん) だ。
鳴海:「一向に援護の合図を送らないから、そのまま死ぬ気かと思いましたよ」
四ノ宮長官:「馬鹿を言うな。想定以上だったのは認めるがな・・・医療班、すぐに8号を収容しろ。核が損傷している可能性がある」
鳴海:「・・・で、こいつをどうするつもりです?」
何か考えている様子の四ノ宮。
・・・場面変わって、有明りんかい基地の会議室。幹部クラスの将官の会議。
四ノ宮長官:「8号は、目下、兵器化せずに戦力とする」
他の将官からは「反対です。怪獣を、生きたまま運用するなんて」「危険です」との声も上がる。
四ノ宮長官の脳裏によぎるのは、カフカの「怪獣8号じゃない。日比野カフカだ」との言葉。
四ノ宮長官:「私は、制御可能だと判断した。事実、奴は第3部隊と数か月、任務を共にしている。兵器化しても、あれほどの力を生み出せるか定かではない。6号のように適合者不在で封印される可能性もある」
四ノ宮長官は言葉を続ける。
四ノ宮長官:「大怪獣が群発している今、戦力は最大効率で運用する。
眼帯の将官(防衛軍のおそらくNO3):「しかし、前例がないぞ」
四ノ宮長官:「前例?そんなものは、この国の防衛に比べれば些末なことだ」
眼帯の将官:「・・・忘れたわけではあるまい。10年前の6号を中心とした群発災害を」
四ノ宮長官:「200人以上の隊員と、3人の体調が犠牲となった」
副長官:「君の妻もな」
四ノ宮長官:「…現在、日本で大怪獣と戦えるレベルの隊員は30人足らず。短期でとなれば10人にも満たない。識別怪獣クラスともなれば、その数はさらに減る。想定をはるかに超える数の怪獣が群発した場合、国は容易に滅びるのだ」
決意を秘めた表情で、四ノ宮は言葉を続ける。
四ノ宮長官:「奴の桁外れの力を運用できれば、我々の希望となりうる」
眼帯の将官:「・・・それでも我々は・・・反対だ」
場面変わり、大型の調整層のような装置に入れられ、回復の途上のカフカ。その脳裏に、過去の回想がよみがえる。
泣いている子供のころのミナの回想。
カフカ:「(心の声)なんだ?ミナ?泣いてる?・・・ああこれは、ミイコ(※猫)を火葬場に連れてった時だ。・・・ミナをこんなに泣かした怪獣を、許せねーと思った・・・だからもし、自分が・・・身も心も怪獣になっちまうんだったら、人間として死のうと思ったんだ」
半裸の状態でベッドの上で横になっているカフカ。目が覚める。
カフカ:「生きて・・・る?」
男の声:「目覚めたか?」
カフカ:「(驚いて身を起こす)四・・・四ノ宮長官・・・!?」
声をかけたのは、四ノ宮長官。腕組みをして、カフカの横たわるベッドの脇に立っていた。
四ノ宮長官:「そう構えるな。危害を加えるつもりはない」
カフカ:「良かった・・・!」
その言葉に驚く四ノ宮長官。
カフカ:「もし長官に何かあったら、キコルに合わせる顔がなかった」
四ノ宮長官:「・・・」
カフカ:「生かされたってことは、俺は人間だって・・・隊員だって認めてもらえたってことですか?」
四ノ宮長官:「もしも、お前のその胸にあるのが人間の脆弱な心臓であったなら、おそらくお前は死んでいただろう。私の結論を言う。お前は怪獣だ」
カフカ:「・・・」
四ノ宮長官:「・・・が、敵かどうかは保留にしておく。日比野カフカ」
カフカ:「(心の声)俺の名前を・・・!」
四ノ宮長官:「現状お前を生かすことに反対するものがほとんどだ。生き残るために、お前の有用性を示せ」
カフカ:「(心の声)なんとか、兵器として生かされてるだけってことか」
そう考えるも、改めて言葉を発するカフカ。
カフカ:「俺は、今でも自分を防衛隊員だと思ってます。絶対に、防衛隊員としても認めさせます」
カフカの決意の表情は、四ノ宮長官のまなざしにも一歩も引かない!
場面変わって、国立市。ハイタワーレジデンス23階。足元に抜け殻がある。そこには、怪獣9号!
怪獣9号:「さて、カラダの脱皮はできタ・・・人間の手に落ちた怪獣の力を、怪獣のもとに取り戻スとしよう」
・・・怪獣9号の、さらなる暗躍がまた、始まる。。。
【怪獣8号・第38話の感想】
第1部隊及びその隊長の登場や、四ノ宮長官の想い(親子そろってのツンデレでしたW)、そして何より、カフカの復活! ある意味、ベタと言ってもいい展開だったかもしれませんが、ベタで結構!こんなご時世だからこそ、前向きな話が読みたいし、そのベタな内容をしっかり読ませることができるということが、この作者の力量の高さだと思いますね。
そしてついに、怪獣9号が再び暗躍を開始。抜け殻から出た姿が少しパワーアップしているっぽい感じで、これまで以上に恐ろしく、かつこれまでのように狡猾な手段を使って人間たちを危機に陥れるのでしょう。「怪獣の力を取り戻す」との発言の真意は…気になります!
・・・で、そんな怪獣8号ですが、2020年12/4(金)に「怪獣8号」のコミックス第1巻が発売されております!自分は電子版を購入したのですが、ジャンプ+掲載時のカラーページがそのまま載ってたり、登場人物の補完情報が記されていたりで、かなり楽しめました。おススメです!
そして、2021年3月4日(木)には、第2巻も発売開始!
さらに、2021年6月4日からは、第3巻も発売開始となりました!
でわでわ!
コメント