成功の法則92ヶ条 第2章 (自己を鍛える 後半)19~26【解説と感想】<三木谷浩史>

成功の法則92ヶ条

 「 成功の法則92ヶ条 第2章 」の後半部分について解説・感想などをまとめております。楽天・三木谷社長のビジネス思考=ビジネスで成功するためのフレームワークを知るきっかけとなればと思っています。!

 起業を考えている方(副業も含む)や、これから楽天への入社を考えている方にも有益な内容かと。

 第2章「自己を鍛える」の後半です。ネットビジネスにおいて大きな成果を上げてきた三木谷氏が常に「明確な目標」と「具体性」を持って行動しているという点を端的にあらわした内容がつづいています。

 またあわせて、楽天が掲げる価値感や社員の行動指針についても、下記のURLを参照のほどを!

楽天主義|楽天グループ株式会社
『楽天主義』はこちらから。『楽天主義』は楽天グループの根幹を成し、全ての従業員の行動指針として、大切にしている考え方です。楽天グループは、イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントすることを目指しています。

 では早速、ナカミについてふれていきましょう!

目次

【19.常に具体性をもって行動する】

・一流スポーツ選手のトレーニングメニューは、いつも具体的で明確。どのトレーニングを、何のためにするのかがはっきりしている。同じ筋力トレーニングをしているときでさえも、その運動が自分のどの筋肉を鍛えているのかを意識してやるかどうかで、効果が歴然と違ってしまうらしい。

・筋力トレーニングだってそうなのだ。まして、ビジネスにおける行動はいつも具体的でなければならない。一所懸命やりますとか、頑張りますでは駄目なのだ。

トット
トット

ド正論ですが、耳が痛いです。。。

【20.あらゆる情報に敏感であれ】

・あらゆる物事が価値のある情報になると言い換えてもいい。全く何の関係もないところに、問題の答えやアイデアが隠されている。逆の言い方をすれば、この世の中には自分に関係のないものなどない。

・隠されている問題の答えやアイデアを見えるようになるには、興味を持って世界を見て、あらゆるものに関心を持つこと。

・何かに夢中になって、なにをしているときでも心のどこかでその事を考えているという精神状態にあってはじめて、見るもの聞くことのすべてが自分の教師になる。

・自分の仕事に夢中になって、問題を考えに考え抜くという経験を一度でもすれば、あらゆる物事が自分にとって重要な情報であるということの本当の意味を、はっきりと悟るだろう。

【21.人間は自分を正当化したがる動物】

・自己正当化は論理的思考の最大の障害。世の中の判断ミスのほとんどの原因はこれではないかと思うことがある。その理由は、根本的なところで共通していて、「自分の間違いを正当化し、失敗の責任を他人に転化するから」

・自己正当化するということは、その原因の所在を隠蔽してしまうこと。原因をあいまいにしたままでは、正しい対策を立てることができない。

・自己正当化という厄介な心の癖に対処するには、自分が自己正当化する生き物であるということを、いつも再認識し続ける以外にない。

【22.直感を数値化し、常に進化させる】

・直感は絵の下書きのようなもので、ディテールが書き込まれていない。けれど、ビジネスにおいてはそのディテールが大きな障害になることもあれば、あるいはその反対に重要なアイデアの材料になることがある。にもかかわらず、このディテールを書き込む作業を中途半端にするから失敗する。

・直感という下書きのディテール=数値化。

・数値化してディテールを書き込んだら、その絵をいったん遠くにおいて眺めてみる。細かい数値まで検証したうえで、全体をあらためて、自分の直感の目にさらすのだ。

・具体的な数値を集めて検証した結果は、たいていの場合、自分が想像したより低いはず。けれど、そこで諦めずに、細かく書き込んだ絵を、ちょっと遠いところから眺めながら、想像したよりも低い数値を最初の直感に近づける方法を考える。そこでまたアイデアが湧く=第二の直感。

・その第二の直感をを再び数値化し、そこからもう一段深い直感を引き出す。その往復を繰り返しながら、より具体的なビジネスモデルを立ち上げていく。それが、直感を正しく生かす唯一の方法だ。

トット
トット

最近は楽天でも、グーグルでも取り入れたという「マインドフルネス」とか「瞑想」を取り入れてるようですが、これを行うことによって直観力を養ってほしい、という意味合いがあるのかな?

【23.常に枠組みを作り、常に学習せよ】

・枠組みとは思考の枠組み、つまり物事を考えるためのフレームワーク。

・玄人と素人のあいだの明確な線引きは、専門的な知識の差ではなく、その職業のフレームワークが頭に入っているか否か。

・専門的な知識をどれだけ詰め込んでも玄人になれないのは、頭の中に専門的な地市区を組み合わせて使うフレームワークがないから。

・逆に、フレームワークを頭に入れておけば、専門的な知識が万全ではなくても、大筋の話は分かる。この、大筋を理解できることがとても有益。

・自分の専門分野を追求するだけでなく、他の分野のフレームワークについても好奇心を持って、勉強してみよう。それが自分の引き出しになり、その引き出しがたくさんあればあるほど、発送が柔軟になる。それが結局は、自分の専門分野での発送の豊かさにもつながる。

【24.創意工夫により、局面が打開でき、新たな課題が発見できる】

・ビジネスは社会の産物で、だから自然を相手にするのとは違って、たいていのことは、人間の創意工夫で何とかなる。

・そうやって創意工夫を凝らして問題を解決すると、必ず新たな別の問題が立ち上がる。

・ビジネスとは結局、際限のない創意工夫の繰り返し。

・創意工夫をして問題を解決した先には、より解決の難しい課題が待ち受けている。難しい課題を前にすると、闘志が湧き上がってくる。それは苦行というより、むしろ問題解決したことに対する褒美のようなものなのだ。

トット
トット

ここらへんは成功法則というより、三木谷氏の自身への宣言といった趣を感じます。このストイックさがあることが、楽天の今日の大きな成功につながっていくのでしょうね!

【25.自分に足りないものを把握し、学習するか補うかを考える】

・ビジネスにはスポーツのように時間制限があるわけでもないし、一人でやらなければいけないというわけでもない。弱点や欠点なんて、いくらあってもいい。弱点や欠点は補うことができるから。それを補えば、仕事は今までより上手くいく。

・唯一、致命的なのは、その弱点や欠点を自身で把握していないこと。

・謙虚になって、まず足りないものを理解する。その次に、その足りないものを自分で学習して身に付けるか、それとも誰かほかの人で補うかを考える。足りないものを持っているブレーンを作るとか、一緒にやろうと誘うとか、方法はいろいろある。

・基本的には、まず自分で学ぶことを考えるべきだが、それに固執せず、必要な時間特化を秤にかけて冷静に判断するべき。

【26.精神的エネルギーレベルを下げるな】

・仕事に臨んでいる限りは、精神的エネルギーレベルはいつも高くしておかねばならないことは、絶対条件である。それも仕事の一つである。

・自分がどういうテンションにあるかは、いつも意識して観察して、下がっていると感じたら、それを上げる努力をしよう。

(※三木谷氏の場合は、運動が効くとのこと。1週間に2-3回、1時間半くらい汗を流すのだそうだ。)

・一人の精神的エネルギーレベルが低いと、それは仲間全体に伝染する。全体の士気にも関わる問題。更に、そういう状態で仕事をしていると、仕事上のミスや、失態にも繋がり、何より仕事を楽しめなくなる。

・テンションが下がったまま仕事をするのは、敗北への道を進むのと同じだと知るべきだ。


※今回の内容は、あくまで著者であるトット自身が覚え書き的に、エッセンスと感じた内容をまとめたものです。なので、よりしっかり学ぶためには、やっぱり原著をあたることが大事ですよ!


・・・ここまでで第2章「自己を鍛える」の内容は以上です。次回から第3章「敵を知る(対人論)」にはいります。

でわでわ。

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