成功の法則92ヶ条 第5章 (「百戦して勝つ」後編)73-80【解説と感想】<三木谷浩史>

成功の法則92ヶ条

 「 成功の法則92ヶ条 第5章 」の前半部分について解説・感想などをまとめております。楽天・三木谷社長のビジネス思考=ビジネスで成功するためのフレームワークを知るきっかけとなればと思っています。!

 起業を考えている方(副業も含む)や、これから楽天への入社を考えている方にも有益な内容かと。

 今回は、第五章「百戦して勝つ」の後編をご紹介。(今回の第5章は項目が多いので、前・中・後と三篇に分けてます)

 また合わせて、楽天の価値観や社員の行動指針を記した下記URLも参考いただけると、さらにこの著書の内容が理解できます。

楽天主義|楽天グループ株式会社
『楽天主義』はこちらから。『楽天主義』は楽天グループの根幹を成し、全ての従業員の行動指針として、大切にしている考え方です。楽天グループは、イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントすることを目指しています。

 では、さっさくどうぞ―!

目次

成功の法則92ヶ条 第5章 【73.Value Chainを考える】

・Value Chain=価値の連鎖。

・三木谷氏が楽天市場を考えたのは、第一にはインターネットが爆発的に普及すると考えたから。そのうえで、楽天市場のビジネスモデルが、他のものより遥かに価値の連鎖を生むことがはっきりしていたから。

・楽天市場は一つの場にしかすぎず、それだけでは価値が出ない。価値をもたらすのは、そこの出店している店舗。この価値には「楽天市場に出店していれば商品が売れる」という出店者にとっての価値と、「楽天市場に行けば、いろいろなものを売ってる」というお客様にとってというの2つの価値ができる。これが、連鎖反応を起こす。

・また、出店者が増えることはライバルが増えることも意味するが、この競争関係こそが、楽天市場の新たな価値と魅力を生み出す原動力にもなっている。

・ここまでに述べたように、価値の連鎖は強力な武器となる。そしてその価値を効果的に連鎖させる方策は何かを考えるべきだ。

成功の法則92ヶ条 第5章 【74.差分+オリジナリティ=勝利】

・これは、現段階で負けているライバルに、勝つための思考法だ。

・差分は、競争相手との差がどれくらいあるか? まずその差分を埋める。

・そのうえで、自分なりのオリジナリティを付け加える。これをやれば、必ずライバルを抜ける。

・小学生でもわかる足し算だが、これが案外と出来ていない。

成功の法則92ヶ条 第5章 【75.特別なビジネスはない】

・ビジネスの根本的なロジックはほとんど変わらない。

・あらゆるビジネスにおいて「利益=売上ー費用」という原則は変わらない。売上を増やすことと費用を減らすことは、基本的には相反関係にある。そこがビジネス共通の難しさだが、だからこそやるべきことの根本は同じなのだ。

・売り上げを増やすためには、何よりもまず顧客満足度を高めること。顧客満足度とは客が受け取った満足から支払った金額を引いた残りのこと。それがマイナスなら、客は2度と来ない。

・成功している店は他の店に比べてこのプラスがはるかに大きいというわけだ。

・顧客が何に満足し、なにを求めて店に来るか。それが何かをどこまで深く考えて、どこまで努力してそれを満足させようとするか。つまり自分たちのサービスなり、商品なりの付加価値をどこまで高めるか。その根本のロジックは、変わらないのだ。

成功の法則92ヶ条 第5章 【76.資産の多重利用が、利益を伸ばす】

・資産の多重利用とは、喫茶店として営業しているお店を、夜の営業時間が終わった後にバーとして使うというようなこと。

・上記のようなことはビジネスでも可能。映画を一本作って、劇場で公開し、テレビで流し、DVDで売ることなど。

・資産を多重利用すれば、経費は大幅に節減できる。基本的に、経費がほとんどかからないから、利益率が飛躍的に向上する。これを顧客に還元すれば、顧客満足度は増大し、それだけ利益も増大するというわけだ。

・これからの時代は多重利用できない資産、つまり稼働率の悪い資産は淘汰されていく運命にあると予測している。

成功の法則92ヶ条 第5章【77.Strategy Execution Operation】(戦略、実行、運用)

・すべてのビジネスは、戦略を立て、その戦略を実行するための細部を練り上げ、確実に実行するという繰り返しで発展していく。問題だと思うのは、戦略の重要性が強調され過ぎていること。

・義経のひよどりごえの逆落としや秀吉の墨俣の一夜城など、それをいかにして実行したかに興味がある。その崖を駆け降りる馬はどういう訓練をしたのか。一夜城を立てるのに何人の人間が何をしたか。

・そんなことは戦記物には書かれていないが、物事を達成するにはその退屈なように見える部分こそが重要。

・失敗の原因の大半は、戦略ではなく、Execution(実行)やOperation(運用)にある。戦略は間違ってないが、それをやり切る手法とその遂行に問題があることの方が圧倒的に多いのだ。

・閃絡を考えるのも大事。だがExecutionやOperationの重要性を忘れてはいけない。

成功の法則92ヶ条 第5章【78.成功の方法論はひとつではない】

・成功する方法は、挑戦する人の数だけある。そのことを常に意識していないと、思考が柔軟性を失って、いつも同じパターンに陥ってしまうことになる。

成功の法則92ヶ条 第5章【79.圧倒的なコスト差を創造した企業は必ず勝利する】

・コスト削減というと、すぐに事業の縮小とか計画の放棄というような話になるが、それは大きな間違い。新しいビジネスモデルを作るのに匹敵する、創造的な作業だ。

・企業は様々な新しい試みを繰り返す「実験フェーズ」を、出来るだけ金を書かずに行うことが成功の条件。一つの実験フェーズにかける資金を減らすことで、実験の回数を増やせるということ。

・その実験フェーズが成功したと確信したら、一気にスピードを上げる。この加速度をいかにあげられるかも勝負だが、それもまた組織をスリム化しておくことで実現する。

成功の法則92ヶ条 第5章【80.継続的に価値を創造できる仕組みを作る】

・企業の本質は、仕組み。

・利益を上げる仕組み、失敗を成功に買える仕組み、チームワークを生み出す仕組みなど、楽天には様々な仕組みがある。

・それらの中で何よりも大切なのは『価値を創造し続ける仕組み』。

・継続的に価値を創造していくためには、あらゆるものについて、改善し改良する努力を積み重ねていくしかない。改善に終わりはないのだ。


※今回の内容は、あくまで著者であるトット自身が覚え書き的に、エッセンスと感じた内容をまとめたものです。なので、よりしっかり学ぶためには、やっぱり原著をあたることが大事ですよ!


 

次回からはいよいよ最終章である第六章「世界観を育てる」の前編(81-86)について触れていきます。

でわでわ!

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