「 怪獣8号 魅力 」。それはとても一言で語り尽くせない程の面白さですよね!
昭和48年製でアラフィフ真っただ中のおっさんですが、特撮やアニメは大好物。そんな私が、大注目しちゃってます!
2020年7月3日から始まったこのマンガ。 ネット上の反響を見ても、「王道の少年漫画展開!」「胸熱!」「逆とシリアスのバランスが良い!」などの高評価が目白押し。
「ジャンプ+」の連載は『SPY FAMILY』や『地獄楽』などの大ヒットマンガをすでに生み出していますが、この『怪獣8号』もそこに続くヒット作となるのは間違いなさそう。
今回はそんな注目作『怪獣8号』について、アニメ&特撮好きのアラフィフおっさんの視点から、この漫画の面白さについて、そのタイトルにちなんで”8つの理由”を上げてみたいと思います。
※また、下記のリンクに「怪獣8号」のこれまでの主なキャラクター、世界観、設定などをまとめています。
【随時更新】怪獣8号の「主なキャラクター」「設定」「用語」まとめ
目次
【 怪獣8号 魅力 ①】怪獣8号の持つ『パシフィックリム』的な「怪獣が災害」という世界観
『パシフィックリム』は、2017年のアカデミー賞まで獲ってしまったギレルモ・デル・トロ監督の代表作!(←フツーはアカデミー作品賞を取った『シェイプオブウォーター』を挙げるべきですがw)。
そのあらすじはというと、「海から現れる怪獣(KAIJYU)に、人類がイェーガー(ドイツ語で”狩人”)と呼ばれる巨大ロボットを駆り、立ち向かう」というもの。
日本の特撮・アニメ文化を愛してやまない『King of Nard(=オタクの王様)』との異名を持つギレルモ監督のロボット愛・怪獣愛があふれすぎて止まらない傑作なんです。
この映画おける怪獣は、『怪獣8号』における怪獣と扱いがスゴク似てて、大地震や大津波などのように人類にとってのある意味日常的な”天災”として、すでに定着してしまっている世界観の中でストーリーが繰り広げられます。
【 怪獣8号 魅力 ②】怪獣に「重火器+強化スーツ」で立ち向かう防衛隊兵士←THE 地球防衛軍(ゲーム)
すでに”天災”として、日常に”すでにある”怪獣。その被害の大きさは”フォルティチュード”という単位で測られ、その発生はサイレンやアラームとして警報が発せられます。
(※さらに地震における「本震」と「余震」と同様に、脅威の中心となる「本獣」と、そのオマケで発生する「余獣」という設定も、現実味がありますね。)
そんな怪獣に立ち向かうのは、「重火器+強化スーツ」で立ち向かうのは、日本防衛隊の部隊員!
ここで私が思い出したのは、2003年にプレイステーション2の「シンプル1000」という1000円ポッキリの廉価版ゲームシリーズとしてスタートしながら、来年2021年には正規シリーズとして6作目が発表される人気ゲーム「THE 地球防衛軍」。
このゲームでは「巨大アリ」「巨大グモ」「UFO」などの異星人の侵略兵器に、手にした重火器や強化スーツで立ち向かっていくのが、地球防衛軍の兵士たち。そんな侵略兵器のラインナップの中には、身長50mを超える”怪獣”の姿が。。。
【 怪獣8号 魅力 ③】怪獣8号←未確認生命体4号(仮面ライダークウガ)
この漫画の主人公・日比野カフカは32歳の”オッサン”。
彼は日本防衛軍の部隊員になるべく入隊試験に何度も挑むものの、合格できずに年齢制限をオーバー⇒夢をあきらめて、日本防衛隊によって掃討された怪獣を処分し清掃する「怪獣専門清掃業者」=株式会社モンスタースイーパーの社員となっていた。
そんな彼が、怪獣からの襲撃の際に負傷して入院した病院で、謎の怪獣に寄生され、自身が等身大の”怪獣”となってしまった。その初変身を他の入院患者に目撃され、さらに討伐対象として「怪獣8号」とのコードネームが付けられてしまったのである。
ここでまた思い出したのが、平成仮面ライダーシリーズの第1作である「仮面ライダークウガ」。2000年に放映され、人気俳優・オダギリジョーのデビュー作として知られています。
この『仮面ライダークウガ』の大きな特徴として挙げられるのが、「現実感(リアリティ)の追求」という点。従来の特撮作品だとおざなりにされがちだった「話の整合性」をきっちり整え、その結果、クウガはその活躍にあたり警察と密に連携をとることとなります。
しかし、その出現当初において、クウガは「怪人」扱いされ、その結果「未確認生命体4号」とのコードネームが付けられてしまうのです!
『怪人8号』も『仮面ライダークウガ』も、その双方において出現当初は討伐対象としてコードネームで呼ばれている。おそらく『怪人8号』はクウガの影響を少なからず受けているのではないのかな?と推測してます。
【 怪獣8号 魅力 ④】怪獣8号の姿や雰囲気が、仮面ライダー電王の”モモタロス”っぽい。
怪獣8号と、仮面ライダー電王に出てくる「モモタロス」。モモタロスは”イマジン”との呼称で呼ばれる怪人なんですが、電王に憑依してその力を発揮するという味方キャラです。
ズバリ、似てますよね!
このような見た目の共通点もありますが、それ以上に雰囲気や立ち振る舞いが似てるんです。怪獣8号もモモタロスも、その怖い見た目に反して行動は3枚目かつコミカルそのもの。
それでいてどっちも、”決めるところは決める!”んですよ。コミカルからのギャップが醸し出すカッコよさという点も、ものすごく似てるなーと思います。
【 怪獣8号 魅力 ⑤】タイガー&バニーの「虎徹」っぽさのあるオッサン主人公
「もともとは熱い正義の魂を持っていたものの、日々の生活の中で消耗して惰性に流されつつあるオッサン主人公」という人物像は、2011年に放映された人気アニメ『タイガー&バニー』の主人公、鏑木・T・虎徹をほうふつとさせます(※どっちもアゴひげキャラだし)。
【 怪獣8号 魅力 ⑥】主人公の「カフカ」と相棒の「レノ」のバディ感
主人公のカフカは、怪獣専門清掃業者の同僚で、これから日本防衛軍への入隊を目指す「市川レノ」という18歳の男と成り行き上、ともに行動することになります。
見るからに熱い思いを持つ熱血漢タイプのカフカと、生意気でクールながらも実は熱い魂を持っているというレノのバディ感は、仮面ライダークウガにおける「五代と一条」、仮面ライダーオーズにおける「映司とアンク」、そしてタイガー&バニーにおける「虎徹とバーナビー」を連想させます!
【 怪獣8号 魅力⑦】「考えるより先に体が動く」←ヒーローの資格充分の主人公!
トップヒーローは学生時代から逸話を残している…彼らの多くはこう結ぶ!! 「考えるより先に体が動いていた」と!! 君もそうだったんだろう!? 君はヒーローになれる!
『僕のヒーローアカデミア』第1巻より
週刊少年ジャンプの看板マンガの一つ『僕のヒーローアカデミア』で、オールマイトがデクにかたったこの言葉。これをまさに、「怪獣8号」こと日比野カフカは体現しています。アツイ!!
【 怪獣8号 魅力⑧】中年のオッサンを美女2人が取り合う!?
そして最後に挙げるのは、古くは1984年のジャンプ連載漫画「きまぐれオレンジロード」や「マクロスフロンティア」にて描かれたような、「主人公男子を美女二人が取り合う」という”逆ドリカム三角関係”(古いっw)。こういう展開は、モテなかった男子が大好物な妄想展開、なんだよなー。。。
『怪獣8号』では、
主人公の5歳下の幼馴染で、怪獣に破壊された街並みを目にして主人公と共に怪獣を倒すことを誓い、今では日本防衛軍のエース的な存在にまで成り上がった「亜白ミナ(27)」。
もうひとり、日本防衛軍の長官の娘で、入隊選抜試験における怪獣退治の実戦テストにてダントツの成績を残した「四ノ宮キコル(16)」
この二人が、主人公のカフカをめぐったラブコメ展開となる未来が見えるぅっ―――。
(そして、そんな美女2名の内訳は「憂いを含んだ大人系女子」と「無邪気さのあるカワイイ系女子」という点まで一致!)
・・・以上、アニメ・特撮好きとして40年以上を過ごしてきた47歳のおっさんが、怪獣8号に楽しみにしている8つの理由を好き勝手に書き連ねてみましたっ!
こうやって理由を書いてみると、これから面白くなりそうな”ツボ”をしっかり押さえていることがよく分かりますね。
このブログのアップ時点で、8月14日(金)の第7話が最新話として掲載ずみ。
次回(第8話)の掲載はもうすぐで、は明日8月21日(金)。『怪獣8号』の”8”にちなんだ、熱い内容になることはもう確実!
第7話では、怪獣相手の実戦である最終試験をダントツでクリアしたかに思われたキコルちゃんを窮地に陥れる強敵を前に、自身が討伐対象であるがゆえの身バレを一切気にせず、怪獣化して立ち向かうカフカ=怪獣8号。
・・・で、そんな怪獣8号ですが、2020年12/4(金)に「怪獣8号」のコミックス第1巻が発売されております!自分は電子版を購入したのですが、ジャンプ+掲載時のカラーページがそのまま載ってたり、登場人物の補完情報が記されていたりで、かなり楽しめました。おススメです!
そして、2021年3月4日(木)には、第2巻も発売開始!
※ネタバレにもなりますが、「主要なキャラクター」「部隊設定」「怪獣」「日本防衛隊の武器・装備」「用語」まとめ」のページもご参照ください!
次回更新は、「最初からクライマックス」間違いなし!!←※8/21追記。その「第8話」の、ネタバレあらすじ感想を書いちゃいましたw
でわでわ!
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