「今、ここ」を生きることの積み重ねのみにて、人は人生を歩んでいる！（エックハルト・トール著「ニューアース」より）

　「今、ここ」に生きること。この生き方こそが、これからの時代に求められる「最適解」。

　新型コロナが蔓延し、経済もこれからの社会情勢も先行き不安。そんなネガティブな状況に引きずられてしまって、「落ち込みから抜け出せない」という方も、たくさんいらっしゃるように思います。

　私は以前の記事でも触れましたように、

「過去」でも「未来」でもなく、「今、この瞬間に生きていく」＝「今、ここ」という生き方をしていくということが、この先行き不透明な世の中を乗り切るための、大きな鍵だと感じています。

　この生き方に共感できる人が増えれば増えるほど、この時代に生きる苦しみが減り、幸せに生きる人が増えていくことを確信してもいます。

　今回はそんな「今、ここ」の生き方について、私自身の座右の書である『ニューアース』（エックハルト・トール著）の一節を紹介します。

人生とはつねに「今、ここ」！

人生とはつねに「いま」なのである。あなたの人生のすべてはいつも「いま」展開している。過去や未来の瞬間もあなたが思い出したり予想したりするときにしか存在しないし、思い出も予想もいまこの瞬間に考えている。つまりは、いまこの瞬間にしかないのだ。
『ニューアース』（エックハルト・トール著）第7章　”本当の自分を見つける”　より引用

　よく考えてみると当たり前なんだけど、人生の時間には「いま」しか存在しないのです。過ぎ去った今の集積が「過去」であるわけだし、これから将来に訪れる「いま」が「未来」なんです。

　自分も含めて、たくさんの人々が「過去」に捉われたり、「未来」におびえたりして生きています。でも「過去」も「未来」も、実は存在しないもの。自分の手にあるのは、まさに今、目の前にある「いま」だけなんです。

　このシンプルな事実を思い返すたび、自分はいつもスゴク救われた気持ちになります。