「他人の幸せを願えば、不安が減少し精神状態がよくなる⇒自身も幸せになれる」
という大学での実験についてのネットの記事を見つけました(少し古いですが)。
https://gigazine.net/news/20190403-simple-trick-instantly-improve-mood/
新型コロナの影響下にあり、ストレスが多くなっていたり、またそのストレスをぶつけ合うようなことをリアルでも、ネット上でも見かけることが多くなった気がします。
「他人の幸せを願う⇒自身も幸せになる」と考える人が少しでも増えていけば、そんな悲しい出来事も減っていくはず。そんな願いを込めて、上記のネット記事に対しての共有と感想をお届けします。
目次
他人の幸せを願えば、自身も幸せに!←その実験方法と結果について
アイオワ州立大学の心理学の研究で、実験の参加者である496人の大学生に対し、
・12分間にわたって大学内を歩いてもらう
・その際、大学生らはすれ違った人々について心の中で考えるように指示されている。
その指示とは、以下の4つ。
①「相手に対して『この人が幸せになることを望みます』といった優しい考えを抱く」ように指示されたグループ(127人)
②「相手と自分にはどのような共通点や関連性があるのかを考える」ように指示されたグループ(125人)
③「相手より自分の方が優れている点を考える」ように指示されたグループ(109人)、
④対照群として設定された「相手の服装や持ち物についてだけ考える」ように指示されたグループ(135人)
これらの4つに分けられたそれぞれのグループに、下記の実験を行います。
- 12分間散歩をしながらすれ違った相手について考える。
- 散歩の前後に不安や幸福、ストレス、共感性、といった要素のスコアを測定。
①、②、③の各グループのスコアを対照群④と比較した結果、
①のグループ(他者に優しい考えを抱く)は不安が減少し、共感性が増し、他者とのつながりを感じ、他者を思いやる気持ちが増加した。
②のグループ(相手との関連性を考える)についても、他者とのつながりや思いやりの気持ちが増加。
③のグループ(相手を自分より下に見る)では、感情の改善度が有意に低くなった。
そんな結果が出たのです。
与えたものは、返ってくる。幸せも、不幸も。
そして、この研究の結果の面白いところは、
「個人の性別や性格の違いといった要素は、今回の実験結果に影響を及ぼさなかった」という点。
仮に自己愛の傾向がかなり強い人であっても、穏やかな精神を持つ人より他者の幸せを願うことが難しいといった事態や、精神状態に与える影響が性格によって変わるといったことはなかったとのこと。
つまり、「どんな性格を持つ人であっても、他人の幸福を願うことが出来れば、自身も幸せに過ごすことが出来る!」ということなんです。
逆に、「他人の足を引っ張ったり妬んだりしてばかりの人は、その考え方ゆえに自分自身が不幸の泥沼にはまるかも」ということ。
本ブログでも以前、「自身が豊かになりたかったら、その豊かさを周囲におすそ分けすると良い」との内容を書きましたが、こういうことが学術的な実験でも明らかになっていることに、心強さを感じます。
また、”鏡の法則”にも、通じるものがありますね。
『現実に起きる出来事は一つの結果であり、その原因は心の中にある』という考え方があるんです。『私達の人生の現実は、私達の心を映し出す鏡である』と考えてもらうといいと思います。
私達の心のあり様が、人生という鏡に映し出されるのです。そして私達は、鏡を見ることで、『あっ、髪型がくずれている』とか『今日は私、顔色が悪いな』って気づいたりするわけです。
逆に鏡がないと、自分の姿に気づくことができないですよね。人生という鏡のおかげで、私達は自分の姿に気づき、自分を変えるきっかけをつかむことができるわけです。
「鏡の法則」野口嘉則
他人の幸せも心のどこかで願いつつ、生きていく。その願いは、自身も幸せにする。
こんな考え方ができる人が増えてくればいいなーと思うし、そのことに気付いて取り組んでいける人を増やしていくことに、微力ながら取り組んでいきたいなー。
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