「 成功の法則92ヶ条 第1章 」の後半部分について解説・感想などをまとめております。楽天・三木谷社長のビジネス思考=ビジネスで成功するためのフレームワークを知るきっかけとなればと思っています。!
起業を考えている方(副業も含む)や、これから楽天への入社を考えている方にも有益な内容かと。
そのうえで今回はさらに、楽天のブランドコンセプト共に語られることも多い「成功のコンセプト」についてもふれていきたいと思います。
では早速、第6条から第10条までを追いかけていきましょう!
目次
成功の法則92ヶ条 第1章 【6:ブランドは国旗】
・インターネットの出現により、国家の概念も、通貨というものの意味合いもあいまいになっていく。それに反比例して、「企業の存在感」は大きくなっていく。
・社会における企業の存在感が大きくなれば、その社会的責任は重くなり、単純に営利を求めるだけでは、責任を果たすことが出来ない。
・その責任を果たしていくためにも、自分たちの理想やイデオロギーを明確に打ち出す姿勢が、これからは不可欠となる。
成功の法則92ヶ条 第1章 【7:インターネットは、情報の流れ、金の流れ、物の流れを根本的に変える革命】
・地球全体に広がったインターネットという未曽有の大河の流れを止めるのは、どんな社会体制や権力をもってしても不可能。インターネットの存在を前提とした新しい世界が生まれようとしている。
・人が昔、政治と戦争によって新しい秩序を作り上げたように、インターネットによる変革期において新しい秩序を作るのは、現代の地球の生きる人々の全ての営みであり、その営みに基づく経済活動=ビジネスである。
今となっては信じられない話なんですが、「インターネット自体が普及しない」「ましてはインターネットデカいものなんて、世の中に定着するわけがない」と、30年前くらいには言われていたんですよ。隔世の感があるなー。。。(アラフィフオジサンのつぶやきでした)
成功の法則92ヶ条 第1章 【8:インターネットはすべての知識と情報をデータベース化し、インデックス化する。無機質な検索はコモディティ化し、有機的なサービスは差別化されていく】
・「人類の知識と情報を連結する」というのが、インターネットの本質的な機能。
・膨大な情報に連結できるようになったがゆえに、それらの情報をデータベース化し、インデックス化して探し出せるようにしないと、ごみの山のように無意味。
・上記の意味においてグーグルの果たした役割は大きいが、三木谷氏はそれすら陳腐化し、埋没すると考えている。
・インターネットの中でテクノロジーがどれだけ進歩しようと、人を引き付けるのは人の心を感じさせるような、人間味のあるサービス。
・どんな時代であろうと、人の心の琴線に触れずして、ビジネスの成功はあり得ない。
成功の法則92ヶ条 第1章 【9:考えて行動するのではなく、考えるために行動する】
・考えることが何より大切だが、本当に考えるためには行動し、その行動の結果をもとに考えることにより、初めて考えることに意味が生じる。
・考えるための行動だから、大きく動く必要はなく、小規模に展開してみて、その結果をベースに考える。
・壁にボールをぶつけたらどう跳ね返ってくるのかを計算するような煩雑なことをやるよりも、まずは現実の壁に向かってボールを打ってみよう。
・そして、思いもよらぬ方向にボールが跳ね返ってしまうことを恐れてはいけない。むしろ、チャンスはその思わぬ方向に隠されていることが多い。
この後に紹介する楽天の「成功のコンセプト」のなかの「仮説→実行→検証→仕組化」という点にもつながってくる部分ですね。
成功の法則92ヶ条 第1章 【10:0.1%の改善の積み重ねが、成功を生む。そして、大きなチャンスを的確に掴みとれる。そういう人を運がいい人と言う】
・1日0.1%の改善を1年間続ければ、44%の改善となる。
・その改善の積み重ねが、成功につながる。その努力を続けられたものが、チャンスという波に乗ることが出来る。
「毎日0,1%の成長でいいなら、自分でもなんとか出来そう!」と思わせてくれるという部分は、努力の背中を押してくれる内容。個人的にこの本の中でも、好きなくだりで、三木谷氏自身のいろんな発言の場面でも、よく触れられることが多い言葉なんです。
「10の極意」に深く結びついた”成功のコンセプト”とは?
ここまで挙げていきました成功の法則第1条から第10条。そして前々回アップしたブログにて触れた「ブランドコンセプト」とも深く結びついているのが、楽天の成功のコンセプトです。
この成功のコンセプトに関しても、ブランドコンセプトと同様に、エレベーターや通路やら室内のどこそこに掲示してあり、その浸透が図られています。
楽天の成功のコンセプトは「常に改善、常に前進」「Professionalismの徹底」「仮説→実行→検証→仕組化」「顧客満足の最大化」「スピード!!スピード!!スピード!!」という、5つの言葉によってかたちづくられています。
常に改善、常に前進
人間には2つのタイプしかいない。
【GET THINGS DONE】⇒様々な手段をこらしてなにがなんでも物事を達成する人間。
【BEST EFFORT BASIS】⇒現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間。
一人一人が「なにがなんでも物事を達成する強い意思=GET THINGS DONEの意識」をもつことが重要。
Professionalismの徹底
勝つために人の100倍考え、自己管理の下に成長していこうとする姿勢が必要。
仮説→実行→検証→仕組化
仕事を進める上では具体的なアクション・プランを立てること。
顧客満足の最大化
傲慢にならず、常に誇りを持って「顧客満足を高める」ことを常に念頭に置く。
スピード!!スピード!!スピード!!
重要なのは他社が1年かかることを1ヶ月でやり遂げるスピード。
勝負はこの2~3年で分かれる。
※自分的には最近、この最後の項目にある”スピード”を意識するようにしています。誰の言葉か忘れてしまったけど、
「スピードが熱を生み、量が質を生む」
この言葉をことさら意識するようにしています。
※今回の内容は、あくまで著者であるトット自身が覚え書き的に、エッセンスと感じた内容をまとめたものです。なので、よりしっかり学ぶためには、やっぱり原著をあたることが大事ですよ!
次回は第2章「自己を鍛える」の前半(11-18)にふれていきます。
でわでわ!
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