いやー、2週間、待ち長かったね!
「スパイファミリー」「地獄楽」などのトップクラスの連載陣に並んで、まだ10話に満たない話数にてすでにジャンププラスの看板マンガのひとつになっている感のある『怪獣8号』。
2020年9月4日にアップされた第9話のあらすじ(ネタバレ)&感想をアップします。
怪獣退治のエースとして活躍するヒロインと、その駆逐対象である怪獣の力を得てしまった主人公・カフカが大接近!さあ、どうなる?
※また、下記のリンクに「怪獣8号」のこれまでの主なキャラクター、世界観、設定などをまとめています。
【随時更新】怪獣8号の「主なキャラクター」「設定」「用語」まとめ
目次
【前回までのあらすじ(怪獣8号・第8話)】
日本防衛隊の最終試験は、対怪獣の実戦演習。負傷を強いられる主人公・カフカを尻目に、日本防衛隊の四ノ宮長官の娘にして試験参加の中でもずば抜けた実力を持つ天才少女・キコルは、最後に残った本獣までらくらく撃破。
しかし、試験終了後に現れた人語を話す知性を備えた等身大の謎の怪獣の襲撃&その怪獣が強化蘇生させた怪獣との戦いの中で絶体絶命!
そこの現れたのが、怪獣を退治する防衛隊への入隊を志望しながら、自身は怪獣に寄生され自身が等身大の怪獣と化す力を持ったカフカ&カフカの状況を理解する相棒的な存在であるレノだった。
身ばれを省みず”怪獣”に変身し、強化蘇生された怪獣の渾身の一撃で滅殺するカフカ。防衛隊が検知したカフカの怪獣としての戦闘能力は、「歴史に残る大怪獣」との評価が残るレベルだった。
怪獣から変身を解いたカフカは、キコルにねぎらいの言葉を投げかけるも、キコルは戦いのダメージからか気絶。
その現場に、カフカの幼馴染にして防衛隊のエースである亜白ミナが、副長格の保科を伴って駆けつけるのだった。。。
【今回のあらすじ(怪獣8号・第9話ネタバレ)】
現場に到着した亜白ミナと保科。カフカの放った一撃でバラバラになった怪獣を目にして、「どんな倒し方をしたら、こんな風にー・・・」と奇異に思う保科。
その二人のもとに、カフカ、キコル、レノの3人の無事が本部より報告される。
バラバラに散乱した怪獣、観測された「歴史に残るほどの怪獣強度」、その前の怪獣の蘇生、、、謎の多い現場を目の当たりにし、更なる調査を部下に指示するミナ。
副長格の保科は、これらの奇異な状況と、3ヶ月前の『怪獣8号』出現およびその際に怪獣8号が倒した「討伐者不明の怪獣死骸」の状況と重なるものを感じるのだった。
場面変わって、カフカとレノは救護室にいた。思ったより軽い怪我の状況のカフカ。お見舞いに来ているレノから、キコルも命に別状はないとの状況が明かされる。
それを聞いたカフカは、今回の最終試験の感想を語る。
「夢を追うってのは、一番譲れない大事なもので、毎分毎秒、誰かに負け続けるってことなんだ」
「けど、そんなことどーでも良くなるくらい熱くなれんだよな!」
「お前が背中を押してくれたおかげだ。ありがとな、市川」
レノに熱く語るカフカ。
そのやり取りを、病室の入り口で聞いていたのは、亜白ミナ。
病室に入り、カフカとレノの前に姿を現すと、キコル救出の礼を言い、足早に立ち去った。
カフカは、みなに話しかけようと考えたが、思いとどまった。
”話しかけんのは、隊員になれてからだ”
熱い決意を新たにするカフカだった。
場面が変わり、東京都国分寺市。
防衛隊試験の際、怪獣が蘇ったことを報じるラジオニュース。死者が出ていないとの内容に触れ、おどろくのは・・・キコルを追い込み、怪獣を蘇生させた当事者である、謎の等身大怪獣。トイレに篭り、死者が出ていないことに当惑を隠せないという状況の中、携帯電話の着信が入る。「休憩時間は終わりだぞ」との連絡に対し、「はいはい、すぐ戻ります」と返す謎の怪獣。
謎の怪獣は、「急いで準備してるんで」と電話しながら、人間の姿に変態を遂げていく。。。
「やれやれ、ニンゲンは時間にうるさいな」とつぶやきながら向かった先にいたのは、カフカの職場である怪獣清掃会社「モンスタースイーパー」のスタッフたち。
謎の怪獣自身は人間としての姿を駆り、モンスタースイーパーの制服を着て、すでに日常に紛れていたのだった。。。
【怪獣8号・第9話の感想】
「怪獣がすでに人間として日常に紛れ込んでいる」という展開。名作マンガ「寄生獣」を連想した方は多いと思います。
今回の表紙は、モンスタースイーパーの制服を着ているカフカだったのですが、それを布石としてその会の最終ページで回収するという妙技。作者さん、本当に上手です!
ラストはとにかく衝撃的でしたが、今回のクライマックスは、カフカがレノに語った
「夢を追うってのは、一番譲れない大事なもので、毎分毎秒、誰かに負け続けるってことなんだ」
「けど、そんなことどーでも良くなるくらい熱くなれんだよな!」
おそらく、今後の作品全体の通した中でも、ずっと核になり残り続けるセリフだと思います。8
等身大の怪獣として強大な力を持ちながら、ともに人間としての姿を持つ『怪獣8号=カフカ」と、謎の怪獣。人を守りたいカフカと、人を滅ぼしたい謎の怪獣。ここら辺の対比というのは、「マフィアに潜入した警察の男VS警察に侵入したマフィアの男」との対決描いた映画『ディパーテッド』を思い出しました。
作品全体の大きな縦軸となりそうですね。
それにしても、ほんとに早く次回分を早く読みたい!楽しみで仕方がありません♪
・・・で、そんな怪獣8号ですが、2020年12/4(金)に「怪獣8号」のコミックス第1巻が発売されております!自分は電子版を購入したのですが、ジャンプ+掲載時のカラーページがそのまま載ってたり、登場人物の補完情報が記されていたりで、かなり楽しめました。おススメです!
そして、2021年3月4日(木)には、第2巻も発売開始!
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