『リヴィング・ウィズ・ジョイ』(サネヤロウマン)7章「自我を洗練するー自分の真の姿を認識するー」

リヴィング・ウィズ・ジョイ

 ここ数年で「スピリチュアル」「マインドフルネス」「アセンション」等の言葉が急速に浸透し、新時代の到来の幕開けを感じます。

 一方、コロナの影響などをはじめ世界中で、不安、怒り、憎しみの連鎖がとどまる気配も見えません。

 こんな時代に節目に「心穏やかに、楽しく人生を送る」その指針となり得る一冊があります。

 それが、このたび紹介する『リヴィング・ウィズ・ジョイ』です。

 その書いてある内容は、スピリチュアルに興味がある方も、そうでない方においても、その双方にとって役に立つ、実用的な「心のガイドブック」

 この本の伝えるメッセージを取り入れる人が増えていけば、多くの人が心穏やかに楽しく生きられる「明るい新時代」がやってくる!そのように感じています。

 今回は7章「自我を洗練する」の項に触れていきます。

目次

『リヴィング・ウィズ・ジョイ』(サネヤロウマン)⑦ 7章「自我を洗練する」

力の本質について、肯定的なイメージを持つことが大切

・本当に力があり、光に満ちている人々と、ただ力の衣を着ているだけの人々を区別できるようになってください。

本当の力とは、人々にやる気を起こさせ、愛、励ましを与え、彼らが真の自分の姿を認めるのを助ける能力である。

・そして、自分を大きな光と喜びの道に導かない人々にも、また気づくとき。

・もしあなたが最大の善を心から願っている人々を、はっきり認めることができ、自分の周りの人々をそういう人々が取り囲んだら、自身がさらに早く成長でき、他人にもっと多くのものを提供できるようにもなる。

・あなたはこの世界に提供すべきものをたくさん持ってるが、それを提供するためには”自分のベール”を脱ぎ棄てることが大切。なぜならそのベールが、あなたがもっと大きなスケールで奉仕することを妨げるから。

・自分の疑いや恐怖、そして「自分は十分でない」という自身の小さな声に耳を傾けるとき、あなたはただ単に自分のより低い自己に注意を払っているだけにすぎない。しかし、あなたには自分の注意を向ける方向を変える能力があるので、それを使いたい。。

自分の高い性質に注意を向ければ、低い性質は弱まります

・あなたは、苦痛を生み出したり、自分の自身、賢さ、能力を失わせる自分の声に耳を傾ける必要はない。自分は大したことはないと思わせる、内なる小さな声に耳を傾けないようにしたい。

・あなたの魂の根源的崇高さは、行動の中に表現を求めています。あなたは自分がなりたいと思っている性質を、すでに持っていることを理解してください。

・うぬぼれることと謙虚であることは、紙一重。うぬぼれすぎたり、謙虚すぎたりしないとき、力を表現することはバランスが取れます。

・自分が何か偉大なことや並ではないことをやったり、やっているところだと思うとき、あなたは潜在意識に「これは普通の業績ではない」というメッセージを送り込んでいます。

・もしもっと多くの偉大な業績を、自分の人生で成し遂げたいなら、それらが起こったとき、難なく切り抜けることが大事。(自分をその事で祝福しよう。しかし、それを自身に対して”日常茶飯事のごとく”みせることが必要です)

・たとえば、ダイエットをしているとき、1日か2日ダイエットに成功した時「なんてすばらしくできたの!」と自分で言います。そうすると自分の潜在意識に

「これはまれに起こったことで、並みのことではない」

と言っていることになります。ダイエットを成功させたいなら、自分は本当に偉大なことを成し遂げたと思う代わりに、それを毎日やっていることとみて、当たり前に思ってください。そうすればダイエットを、自分の日常のものとして確立し始めるでしょう。

・しかし時には、もっと自分を祝福することが必要になるときがあります。これはうぬぼれすぎるのではなく、逆に謙虚すぎるのです。

あなたが注意を払うものは何であれ、それを創造します

・自分がしたことを自分で非難したり、自分には力がないなどと考えるなどすると、そういうものがあなたに力を振るうようになります。そうする代わりに、自分が持っている性質を認めて下さい。

・自分がなりたい性質を取り上げて、そういう性質を表現した時のことを思い出してください。

自分の内側に、自分がなりたいものを見るほど、ますますそうなります。

・「私には意志力がある」「私はとても集中している」と自分に言い始めるならば、新しいエネルギーが内側からやってくることを経験します。また、自分がその性質になっていくことに気付くでしょう。

・「私には意志力がない」「私には決して物事を成し遂げられない」という自分にいうなど、自分について否定的なイメージを持つたびに、そのイメージを送り出して、その性質を放送し、自分の人生にその環境を生み出すのです。

・もし人々に尊敬されたいなら、「人々の間を歩き回って、どんなに自分が偉大であるかを言って回っても、そういう状況は起こらない」ということを知っておく必要があります。彼らは他人の攻撃を招きます。

・逆に、他人に微笑みかけ、他人のすばらしさを認め、他人を助けることに専念するのが、本当の力です。本当の力は、あなたが自分に対して持っている、内なるイメージから生まれます。

あなたが外部に送り出している自分自身のイメージによって、他人はどのようにあなたを見るかを決めます

・洗練されている自我は、他の人々とうまくやっていく力を持ち、彼らに自分自身の崇高さと力が見えるように、助けることができます。

・競争が起こるのは、真の自分の姿が見えず、自分の内なる偉大さを信頼していない人々が原因であることが多いのです。それは、自信がないことから生まれます。

・本当に安定しているとき、そして、豊かさが手に入ることを知っていて、それを経験しているとき、競争する必要はありません。その代わりにあなたは、他人がお金であれ、愛であれ、成功であれ、彼らの人生で豊かさを生み出すのを助けます。あなたは、自分の必要としているものをすべて持っていて、自分の真の姿を認めているので、他人が自分の真の姿を見ることも助けたいと思うのです。

・あなたが友達に尊敬され、敬われたいなら、彼らの言うことを聴くことに時間を使ってください。そして、彼らが自分自身の最高の善に焦点を合わせ、自分の美しさと内なる光を見ることを助けてあげてください。

力について誤った、否定的なイメージのせいで、あなた方の多くは自分の力を主張することを恐れてきました。

・肯定的な力の模範になるモデル、指導者がもっと必要です。その示すべき力とは、自分の意思をより高い膳に向けることが出来る人です。他人を助け、癒すことに関心のある人は、力を示します。

・周りの人々の声に耳を傾けるとき、自分の印象は心配せず、心を込めて聴き、話されていない言葉を聴いてください。というのは、こういったすべてのことが、自分の力を発展させる方法だからです。

・親切で、優しく、口では感謝を言い尽くせないことをしてくれ、有り余る愛を与えてくれる人々を見て下さい。こういう人々を自分の人生の中で増やし、こういう人々を自分に引き付けることが大切です。

・あなたは「従順なものが地上を受け継ぐであろう」という表現を聞いたことがあるでしょう。これは、力は謙虚さを通じて表現されるということを意味しています。

・本当に力の張る人々はとても謙虚です。彼らは単にありのままで存在しているだけ。しかし、人々は磁石のように彼らに引き付けられます。

・彼らはとても静かで、集中力があり、ほとんどいつも自分の中心的自己に気付いています。彼らは外部世界のあらゆることは、ただ単に自分の内部世界の象徴であることを知っています。彼らはただ招いて、提供するだけ。けっして説得せず、また、自分のやり方を押し通すため、操作や攻撃を使うこともありません。彼らは聴きます。もし彼らにあなたを助けるために提供することがあれば、それを提供し、そうでなければ黙っています。

・自分が選んだ模範のモデルを見回し、自分の人生で力をあらためて定義してください。それを、魂によって導かれている優しいエネルギーの川の流れとして見て、自分の真の姿に気付くことが大切です。

・そして、肯定的である自分のイメージを宇宙に放送し、それに対する人々の反応を観察してください。また、進んで自分の高い性質を使い、自分の能力を認めるようにしてください。

7章「自我を洗練する」の考察および感想

 前章「自分を尊敬する」の項目からさらに深く立ち入って、その「自分が尊敬できる自分」を作るためにどのようにするか?というやり方を解説しているのがこの章かなと思います。

 そのためには、「本当の力=人々にやる気を起こさせ、愛、励ましを与え、彼らが真の自分の姿を認めるのを助ける能力」を手に入れる。

 そのためには、それが出来ている人を参考にしつつ、「心を込めて相手の聴き、話されていない言葉を聴き、もし助けてあげられることがあれば、助けてあげる」ということなんですね。

 以前、「与えると、与えられる」という”法則”に触れた記事を書きましたが、やはりこの点は、共通しているなと思いました。

 さらに、時代の先端を行こうとしている人たちは、このことに当たり前のように気付き始めています。

 たとえば、ブロガー&YouTuberのマナブさんは、その記事やブログの中で、

「100 Give、1 Take」を提唱していらっしゃいます。

・100 Give & 1 Take の場合: 周りから感謝されるので、良い仕事&情報が入りやすい。結果として、自分の利益も最大化される。


・1 Give & 1 Take の場合 :等価交換なので、それなりに稼げるけど、価格はわりとシビアになる。良質な仕事や情報は入りづらい。


・0 Give & 1 Take の場合 :相手から警戒される。仕事や情報は獲得できるかもですが、継続性が低くなるので、長期的な利益は減少

マナブログより引用

 また、

目の前に「圧倒的にGiveする人」がいたとして、あなたもその相手からGiveを受けているとします。すると、「この人にはいつもお世話になってるし、人間的にも尊敬できるし、良い関係値を築きたいので、この情報を与えておこう」という心理になります。

つまり、ちょっとサイコパス的な思考ですが、「仮に戦略的だったとしても、良い人になった方が得をする」ということです。

マナブログより引用

 おそらく『リヴィング・ウィズ・ジョイ』におけるオリンの考え方としては、

 『100 Give & 0 Take』で与えることに専念しても、自身の影響力は増えるし、その事で他者がほっとかなくなるし、与えたものは自然に与えられるようになる。だから、

”自分自身を尊敬し、その事によって自信を高め、その状態で他者に良い影響を与えられる人になろう”

 こういうことだと、私は思ってます。

 でわでわ♪

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